■目を冷やすと良い場合と温めると良い場合がある
■逆効果になる時もあるので注意が必要
■基本的には温める
目は冷やす?温める?目の調子によって良い効果があるのはどっち?
目が疲れた、痛いと感じる場合などに、目を冷やす人と、温める人がいますが、どちらが効果的なのか?実は目の調子によって、良い効果がある場合と、悪い効果がある場合があるので注意が必要です。個々のパターンにおいて、冷やすべきか、温めるべきかを紹介します。
目を温めると効果的なパターン
疲れ目で目が痛い、ショボショボする、ピントが合わない
目を酷使して疲れ目になって事が原因で、目が痛くなったり、ショボショボしたり、ピントが合わずぼやけたりする場合は、温めると効果的。疲れを感じる部分には疲労物質が溜まっているので、例えばマッサージなどをして気持ちよくなるのは、それを血流に載せて流してしまうため。それと同様に血行を良くする事で疲労回復に繋がります。
筋肉は冷えると硬くなり、温めると柔らかくなる。柔らかくなると動きも良くなり血流も良くなります。目の毛様体筋も同様なので、疲れ目の場合は温める様にしましょう。痛みが直ぐにひくので冷やす人が多いですが、冷やすと1時的に痛みは取れ、冷やした事による反動で血行が良くなりますが、長期的に見ると逆効果なので注意が必要です。
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目が乾く(ドライアイ)
目が乾く(ドライアイ)の人は温める方が良いです。ドライアイは涙の質が低下している事で起こるが、それはマイボーム腺と言う油が出る部分が詰まってしまっている状態だから。詰まった油を溶かし出すには冷やすのは逆効果で温めるべきです。血流も良くなり涙の分泌も促すため、涙の質も正常になり、ドライアイの改善をサポートします。
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泣いた後に腫れた目
大泣きした後は目が腫れたと言う経験をした人は多いと思います。これは涙に含まれた塩分や、涙を拭く為に何度も擦ったり、こすれた事で炎症を起こしそれを修復する為の成分によるもの。先ずは擦らず軽く吸い取る様に涙を拭き取る事が大切ですが、晴れてしまったら、涙を綺麗に洗い流し、その後に温める、温めたら冷やすを繰り返すと良い。
目を冷やすと効果的なパターン
目の充血や炎症
目が充血や炎症を起こしている場合は、冷やして血管や毛様体筋を一旦収縮させる事で症状を落ち着かせる事が出来ます。しかし虚血性視神経症の場合は冷やすと悪化してしまうので注意が必要です。また炎症でも、炎症のタイプによっては冷やすと逆効果の場合があります。充血や炎症が酷い時は直ぐに眼科で診察を受けましょう。